2013年10月27日日曜日

WISIONブログ企画第一弾 ~WISION創設者イタガキさんにインタビュー~




WISIONのブログ再開記念企画第一弾です。

我らが格闘ゲームサークルWISIONの創設者であるイタガキさんにインタビューを行いました!!



インタビュアー(以下イン):今日はお願いします。

イタガキ:お願いします。




【イタガキさん個人への質問】



イン:初めに、格ゲーを始めたきっかけと、初めてプレイしたタイトルは?

イタガキ:初めは… 20世紀ですね。家にSFC版のスト2ダッシュ(1993)があったので兄とプレイしてました。

イン:ちなみにキャラクターは誰を使っていた?

イタガキ:ベガだったと思います。サイコクラッシャーでずっと画面を往復してました。

イン:なるほど。当時はゲーセンが盛んだったと思うんですけど、家庭用プレイヤーだったんですね。

イタガキ:そうですね。今もゲーセンではなく家庭用を主にプレイしているのでアケコンが使えません()

 僕の特徴として「家庭用プレイヤー」というのがあると思うんですよ。兄や友達とスト2の他に、ストリートファイターZERO1995)、ジョジョの奇妙な冒険・未来への遺産(1999)、大乱闘スマッシュブラザーズ(1999)などをプレイしてました。

イン:では、一番やりこんだタイトルは?

イタガキ:ストリートファイター3rd1999)ですかね。中学か高校の部活の部室にPS2版が置いてあったのでやってました。

 あ、あとUMVC32011)も相当やりました。家庭用のプレイ時間が2000時間を超えてたと思います。

イン:今後、新しいタイトルをプレイする予定は?

イタガキ:ないんだよなぁ… UMVC3で「老害プレイヤー」として君臨し続けます。

やるとしたらGGXRrdSIGN2014予定)です。

イン:格ゲーのどんなところが好き?

イタガキ:これは他の人とは異なる回答だと思います。

 僕はもともとアクションゲームが好きで、SFCで出たスーパーマリオワールド(1990)とかで、2Dのキャラクターがキビキビ動くのが好きなんです。これが一番の理由です。

次に、格ゲーが「擬似的なスポーツ」であることが好きです。必ず勝敗があり、そこに理由があり、負けた原因を考えて… っていう流れです。しかもいくらプレイしても0かプラスにしかならない。河原で不良がケンカして寝転がって、「お前なかなかやるじゃん」みたいな、ヤンキー漫画みたいな感じがあるんですよ。そこで更に「勝ち負けにこだわらないコミュニケーション」が生まれる。お互い勝ちを目指してるんだけど必ずしも勝ち負けだけではない、というところが素晴らしいと思います。

イン:現在の格ゲー界が抱えている問題と、これからの格ゲー界に望むことは?

イタガキ:格ゲーって現在一定数の視聴者がいますよね。ウメハラ選手のプレイとか誰が見ても感動するでしょ?あのプレイをするのに相当な金と時間と労力がかかっているはずなのに、他のスポーツとかと比べると不当に評価が低い、真っ当に評価されていないっていう状態がおかしいと思います。

 スポーツや将棋などの競技を放送するテレビは広告料で成り立っているのに対し、格ゲーの配信は視聴者が直接お金を払っている。つまり現状、メーカーにお金があるかどうかでプレイヤーの評価が決まってしまうんですよね。プレイヤーの「価値」に見合った報酬が支払われていない。ウメハラ選手のような素晴らしいプレイは誰もが見たがっているはずなのに、です。プレイヤーに対する評価の収益化が主な改善点ではないでしょうか。

イン:最も尊敬するプレイヤーは?

イタガキときどさん(MCZですね。なんでかっていうと、あの人は自分でプロゲーマーの道を開いた。「リアル瞬獄殺」ってあったじゃないですか(http://www.youtube.com/watch?v=wzDxLUcji3Y)。あれはプロゲーマーになる前だったんですけど、あれで自分自身をプロデュースした。ウメハラ選手が周りに勧められてプロゲーマーになったのに対し、ときどさんはこの点、自分の価値を売り込んでいる点が素晴らしいと思います。

 あとUMVC3のネモさん。NYChrisGFilipino Champを倒したから。








【サークル設立者への質問】



イン:サークルの設立の動機は?

イタガキ:単純に「なかったから」ですね。必要に迫られて作った感じです。とにかくオフライン対戦ができる相手が欲しかった。特に僕は家庭用勢なので。

イン:その設立について、最も苦労したこと、逆に楽しかったことは?

イタガキ:設立当初は当然僕が最年長だったので、「気を遣われないようにする」ことが大変でした。僕は「年功序列」が大嫌いなので、そこが一番大変でした。でも、広報とかの面ではほとんど苦労しなかったですね。強いて言えば、「サークルを作る」っていう決断をするのが一番大変でした。果たして需要があるのかどうか、みたいな。



楽しかったことは、格ゲースラングを使える友達ができたことですかね。「ワンチャンアルッショ」みたいな。

イン:他大との交流は?

イタガキ:ないんですよね。是非したいです。「大学対抗戦」(http://fg-univ.cool-biz.net/)がありますが、慶〇と雌雄を決する時が来ましたね。

イン:今後のサークルの目標は?

イタガキ:もうちょっと健全な組織になってほしいです。僕がもう卒業するんで、持続可能な組織になってほしいです。









イタガキさんには長い時間インタビューにご協力いただきました。ここに載せられないようなこともたくさん話してくれました。本当にありがとうございました!

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